iPhoneの電話帳を失いたくないのデータなので、 iPhoneが壊れた場合には、困ることなりますね。ご不便な状態がならないように、iPhoneの連絡先を定期的にバックアップしてください。iPhoneの電話帳を保存する方法は、「iPhoneの連絡先をバックアップする方法」の記事に紹介されました。
バックアップする際、必要な電話帳をエクスポートすると、 vCard (.vcf) ファイルまたはCSV(.csv)ファイルとして保存されます。こちらの記事では、こちらの形式の違いを説明します。
CSVとvCardはどちらも連絡先をアプリケーション間でやり取りするのに使われます。2つのファイルの違いを理解して、それぞれの用途にあった形式を利用することが大切です。
CSVフォーマット
CSV(A Comma Separated Values)は、連絡先名や電話番号などテキストデータと数値データを保存するように作成された単純な形式です。 CSVは、互換性のないプログラムやサービス間で連絡先を転送する場合に特に役立ちます。多くのプログラムは、CSV形式をサポートしています。
標準化がない
それでも、CSVの利点はそれだけです。 CSVの最大の欠点は、標準化がないということです。プログラムによって、連絡先がCSVファイルに書き込まれる方法、およびインポートする際、連絡先データが読み取られる方法のルールが設定されていません。
CSVは連絡先の写真をサポートしていない
CSVファイルはテキストと数値データしか保存できないため、連絡先の写真などのコンテンツは転送中に失われます。
非ラテンスクリプト
最後に、非ラテン文字(アラブ、漢字、キリル文字など)や特殊文字(é、ö、â)で多くの問題が発生する可能性があります。問題にならないように、CSVへのエクスポートに使用するプログラムとCSVファイルのインポートまたは開くために使用するプログラムの両方がそのような非標準スクリプトを処理するように設計されていることを確認する必要があります(utf8とユニコード)。
CopyTrans Contactsは、iOSの連絡先をCSVにエクスポートするときに、特殊文字と非ラテン文字の両方をサポートします。
vCardの代わりにCSVを使用する
利用可能な代替手段がない場合は、CSVを使用して連絡先を転送します。 現在CSVにしか対応していないプログラムというのはまれです。 Outlook.com (以前のHotmail )は、このまれな例外の一つです。
iPhoneの連絡先をCSV形式でOutlookに転送するにはCopyTrans Contactsをお使いいただけます。詳しくは、こちら 「iPhoneの連絡先をOutlookに転送する方法」 の記事をご覧ください。
CopyTrans Contactsをダウンロード
vCard – 電子名刺の標準規格フォーマット
vCard (またはVCF)は連絡先データを格納する電子名刺の標準規格フォーマットです。項目として名前、住所、電話番号、URL、企業ロゴのほか、写真や音声などを含むことができる点でCSVに勝っているといえます。またvCardは広く電子メールクライアントに採用されています。そのためvCard形式のデータが転送途中で失われるということがありません。
iCloud、Gmail、Yahoo、Outlook(2007とそれ以降)など多くのプログラムが連絡先のエクスポート、インポート方法としてvCard形式に対応しているため、vCard形式に対応しているサービスではCSVよりもvCardの方を利用することが推奨されています。
CopyTrans Contactsを使うとiPhoneからさまざまなプログラムへ、また他のプログラムからiPhoneへ連絡先を簡単に転送できます。