
みなさん、iPhoneでネットを使っていて必要なログインIDやパスワードはどのように管理していますか。iPhoneのアプリを使っている、メモアプリを使っている、紙の手帳にメモしているなどいろいろだと思います。またはパスワードは全部同じにしているなんて方はいませんか。同じだとよくないというけど、別々にしておくと忘れちゃったり、、、。クラウドに置いておくのもどうなんでしょうか。今回はどんな方法があって、それぞれの長所、短所をご案内します。ぜひご参考ください。
どんな方法があるの?
iPhoneのパスワード管理アプリを使う
App Storeからダウンロードできるアプリ:
- 1Password(年会費は3900円、自動入力、iCloud同期機能有り)
- パスワード金庫(250円、無料版はアカウント5つの制限付き)
- Tap Forms HD Organizer(1100円、iCloud同期、無料版はアカウント15まで)
- 長所: iPhoneさえあれば使える
- 短所: iOSのアップデートに未対応の場合、リストアされずデータが消えることがある。iPhoneに保存するため、他に同期する機能がなければデバイスをなくしたらおしまい。またクラウド同期される場合は安全か確認が必要。
Evernoteに保存する
iPhoneアプリのEvernoteとパソコン版をダウンロードしておけば、iPhoneで保存したものでもパソコンに同期されます。
- 長所: パソコンや他のデバイスと同期される、制限つきの無料版あり
- 短所: Evernoteのサーバーに保存されるので、サーバーに問題が生じて利用できない、何らかの理由(会社が倒産など)で利用中のアカウントが凍結されることも考えられる
以上のアプリを使えば、iPhone上でパスワードを保管できます。しかし万が一iPhoneが故障または紛失してしまったら、パスワードも紛失?
実は安全かつ確実なパスワードアプリをバックアップする方法を用意しました。CopyTrans Shelbeeで暗号化されたバックアップを取ったら、パスワードアプリまたはEvernoteアプリを安全にPCに保存できます。iPhoneの紛失の場合でも、機種変更の場合でもパスワードを簡単に復元するのが可能です。詳細な手順は、「iTunesなし暗号化バックアップを作成する方法」という記事にあります。
iCloudキーチェーンを使う
iCloudでパスワードを保管するのも可能です。
- 長所: 無料、手軽、アップル純正機能、他のiPadやMacに同期できる
- 短所: クラウド上に置く安全性は未確認、データ流出の可能性はゼロではない
iPhoneのメモアプリを使う
iPhone上のメモアプリでパスワードを管理できます。
- 長所: iPhone純正アプリなのでダウンロードに必要がない。iPhoneに簡単に記入できる。CopyTrans Contactsを使うとパソコンで編集、バックアップができる
- 短所: メモアプリをあけたら簡単に見えてしまう。
他人には分からない暗号などで保存(例えば子供の誕生日を暗号化、HKのBD-花子のバースデーなど)することで対応。
メモのアプリもCopyTrans Shelbeeを使ってPCにバックアップできます。さらにCopyTrans Backup Extractorを使えば、バックアップしたメモをPCで閲覧できます(それにはバックアップのパスワードを入力する必要があるので安全)。
ではどれにしますか?
以上ご紹介した方法ですが、クラウド上に置いておくのは安全なのか考える必要があります。データの流出の危険があるからです。iCloudに置けばバックアップにもなるし安全?本当にiCloudで大丈夫?パスワードやクレジットカード情報をどこか分からない場所に置くことになりますね。Appleがサイバー攻撃を受けて、情報が流出することはないでしょうか。分かりませんよね。
かといって、iPhoneの中にだけ保存では不安ですよね。iPhoneをなくしたり、盗まれたらおしまいです。
私は実際よく使う2、3のサイトのパスワードはメモアプリに書き込み、Evenoteも使っています。外部のサーバー(iCloudやEvernoteなど)と、自分のiPhoneやパソコンを上手く使い分けるというのはどうでしょうか。そしてパスワードを定期的に変更するのもデータの外部流出から身を守る有効な方法です。
ここ数年サーバーからパスワードが盗まれる事象が頻発しています。パスワードやクレジットカードなどは流出すると大変なことになりますね。自分だけは大丈夫と言わずに安全に管理したいものですね。