iPadのリセット方法

iPadを初期化する方法 (工場出荷時の状態に戻す)

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iPadの初期化を余儀なくされる場合は2つあります。例えば、新しいiPadに変えたい、iPadを売却、譲渡、下取りに出したいです。そのため、すべてのデータと設定を消去する必要があります。また、iPadがフリーズしてしまう場合が多いです。そんな時、iPadをリセットすることは唯一の解決方法です。そこで今回の記事では、データを失うことなく、iPadを初期化する方法を説明します。

💻対応モデル:下記の方法はすべてのiPadのモデルに対応しています。

iPad Pro:
iPad Pro 2021
iPad Pro 2020
iPad Pro 2018
iPad Pro 2017
iPad Pro
iPad:
iPad 2020
iPad 2019
iPad 2018
iPad 2017
iPad
iPad 2
iPad mini:
iPad mini(第5世代)
iPad mini 4
iPad mini 3
iPad mini 2
iPad mini
iPad Air:
iPad Air(2020)
iPad Air(2019)
iPad Air 2
iPad Air


iPadを売却、譲渡、下取りに出す前に、iPadの初期化

デバイスを売却または譲渡したり、下取りに出したりする場合には、事前にデータをバックアップして、iPadをリセットしてください。そのために、下記のガイドの手順に従ってください。

この方法はどんな時に必要?

✅iPadを買い替えたら、新しい端末にデータを移行
✅iPadを販売することにした
✅iPadの動作が遅い問題を解決しようとする
✅iPadの廃棄のため、データを消去

iPadを初期化したらどうなる?

iPadを初期化すると、iPadが工場出荷時の状態に戻されます。つまりiPadに保存されているデータや、アプリがすべて削除されてしまいます。また、すべての設定や、パスコードがリセットされ、Apple IDのアカウントからログアウトされます。iOSはその時のバージョンのままで残ります。

従って、重要なファイルが消えないように、初期化を行う前にバックアップを作成しましょう。

СopyTrans Shelbeeのロゴ
iPadを初期化する前にバックアップを作成しましょう

CopyTrans Shelbeeを使って、データをバックアップして、別のデバイスに復元することが可能です!

CopyTrans Shelbeeの機能:

無料でバックアップを作成
必要なデータだけの復元
iTunesのバックアップ先を変更できる

iPadデータ復元ソフトが多くあります。どっちがいいかわからない場合は、「iPhoneのデータとファイルを復元ソフト9つを比較してみた」という記事をご覧ください。CopyTrans Shelbee、iTunesなどのソフトを自分で試して、どれがベストなのか判断してください。

CopyTrans Shelbeeをダウンロード

パソコンなしでiPadをリセットして、データを消去する

方法1:設定でiPadのすべてのコンテンツと設定を消去

  1. 「設定」>「一般」>「リセット」。
  2. 「すべてのコンテンツと設定を消去」をクリックしてください。「パスワードを入力」画面が表示されたら、パスワードを入力してください。
  3. すべてのコンテンツと設定を消去をクリックしてiPadをリセット

  4. iPadが再起動されて、iPadのデータと設定が削除されます。

これで、iPadの販売準備が整いました!でも、iPadを使い続けたい場合、データを復元することができます。

注意:バックアップを完全復元すると、システムのバグも全て復元してしまいます。それを避けるには、CopyTrans Shelbeeの「選択して復元」という機能を使ってください。必要なデータのみを復元してください!これで、システムエラーなしで、データを回復することができます。

💡ヒント:iPadの特定のコンテンツと設定をリセットすることもできます。そのために、次の手順に従ってください。

  1. 「設定」>「一般」>「リセット」。
  2. 消去したいデータを選択してください。(リセットできるデータ:すべての設定、ネットワーク設定をリセット、キーボード変換学習、ホーム画面のレイアウト、位置情報とプライバシー)。

iPadの特定のコンテンツと設定をリセットすることもできます

方法2:iCloudの「iPhoneを探す」からiPadを強制初期化

iCloudにはiPhone・iPadの紛失又は盗難の対策として「探す」という機能があります。デバイスを紛失としてマークすると、そのデバイスをリモートからロックできます。

また紛失モードの他に、「iPhoneを消去」というボタンがあります。そのボタンを押すと、iPhoneを遠隔操作で初期化できます。そうするには次の手順に従ってください。

こちらの方法をPCがない方におすすめします。他のiOS端末があればパソコンなしでも強制初期化を行えます。

❕重要:こちらの方法を活用するには、以下の要件を満たすべきです。

  • iPhoneでは「探す」機能が有効になっている
  • iPhoneがインターネットに接続している

  1. iCloud.comに自分のApple IDでログインします。
  2. 「iPhoneを探す」を選択します。
  3. 画面の上部分にある「すべてのデバイス」をクリックして、ロックされたiPadを選択します。
  4. iPhoneを探すですべてのデバイスをクリックしてロックされたデバイスを選択する

  5. 出てきた画面で「iPadを消去」をクリックします。
  6. iCloudでiPadを消去をクリックしてiPhoneを初期化する

  7. そして消去を確認します。
  8. iCloudcomでiPadの初期化を確認する

そうすると、iPhoneがリモートで初期化され、デバイス内のデータが削除されます。データを復活するには、iPhoneバックアップを復元してください。


パスワードなしでiPadを初期化する

iTunesを使って、iPadを初期化したら、iPadのパスコードも消去することができます。そのために、「iPadを探す」を無効にすることが必要です。詳細については、今回の記事の残り部分をご覧ください。リカバリーモードを使って、iPadをリセットする方法を説明します。

または、「Apple IDのパスワードを忘れた場合」というAppleのサポートページをご覧ください。

iPadがフリーズした後、iPadをリセットする方法

パスワードを数回間違えて、iPadがブロックされましたか。心配しないでください。これは、ハッカー攻撃を防ぐためにAppleセキュリティ対策の1つです。この場合、デバイスのブロックを解除して、データを復元する必要があります。

iPadのパスワードを間違えて、入力した場合は、次の画面が表示されます。

iPadのパスワードを間違えて入力した場合は次の画面が表示されます

パスワードを間違え続けると、再入力をするために待ち時間が長くなります。

  • 6回を間違えた場合:「iPadは使用できません。1分後にやり直してください」
  • 7回を間違えた場合:「iPadは使用できません。5分後にやり直してください」
  • 8回を間違えた場合:「iPadは使用できません。15分後にやり直してください」
  • 9回を間違えた場合:「iPadは使用できません。60分後にやり直してください」

10回を間違えた場合は、「iPadは使用できません。iTunesに接続」というメッセージが表示されます。iPadがブロックされて、データにアクセスがありません。でも、iPadをリセットしてから、データをバックアップから復元できます!これから、iPadをリセットしてデータを復元する方法について説明します。

iPadをリカバリーモードで初期化する

リカバリーモードでiPadを初期化するには、下記の手順に従ってください。

  1. iTunesを起動して、最新版までアップデートしてください。アップデートのインストールが完了してから、iTunesを閉じてください。
  2. iPadの電源を切ってください。
  3. USBケーブルを使って、iPadをパソコンに接続してください。その後、iPadをリカバリーモードにしてください。そのために、iTunesのロゴが出るまでiPadのホームボタンとトップボタンを同時に押してください。iPadをリカバリーモードにする方法はモデルによって違います。

    ホームボタンのないiPad:トップボタンまたは サイドボタンと音量を下げるボタンを同時に押してください。

    ホームボタンのあるiPad:ホームボタンとトップボタンを同時に押してください。

  4. iTunesを起動してください。「復元」または「アップデート」の選択肢が表示されたら、「復元」を選択してください。復元またはアップデートの選択肢が表示されたら復元を選択してください
  5. 注意:「iPhoneを探す」機能がオンになっている場合、無効にすることが必要です。iPadがロックされているため、設定にアクセスできません。でも、iCloudを使用して、「iPhoneを探す」を無効にすることができます。
  6. iTunesを使用して、iPhoneをリセットするのは時間がかかります。デバイスを切断しないでください。完了するまで、お待ちください。
  7. 完了です!リセットされたiPadを新しいデバイスとして使えます。それとも、バックアップからデータを復元することができます。

iPadを初期化した後、データを復元する

iPadのコンテンツと設定が削除されてから、データを復元することができます。iTunesのバックアップを復元するには、CopyTrans Shelbeeをお勧めします。

CopyTrans Shelbeeのメリット:

✅iPhoneとiPadを無料でバックアップできる
✅必要なデータだけを復元できる
✅増分バックアップを作成できる
✅iTunesバックアップ先を変更できる

  1. CopyTrans Shelbeeをこちらからダウンロードします。インストール手順はインストールガイドにあります。

    CopyTrans Shelbeeをダウンロード

  2. CopyTrans Shelbeeのメイン画面で「復元」を選択します。
    CopyTrans ShelbeeでiPhoneを復元

  3. 青い鉛筆のアイコンをクリックすると、復元したいバックアップファイルを選択します。
    復元先のiPhoneバックアップファイルを選択

  4. 以前作成したiTunesのバックアップを暗号化している場合には、パスワードを入力します。
    復元前、iPhoneのバックアップパスワードを入力

  5. 復元するファイルが確定したら「開始」をクリックします。

  6. 確認画面が出たら復元が完了しました。


iPadをリセットしてからデータを検索する

iTunesのバックアップからデータを復元しようとしました。ですが、バックアップが壊れてしまった問題が発生しました。他のバックアップがPCとiCloudにあるかどうかを確認しましょう。PCとiCloudでバックアップを検索し、バックアップからデータを抽出できる簡単なツールがあります。これからCopyTrans Backup Extractorを紹介しようと思っています。

  1. CopyTrans Backup Extractorをダウンロードし、インストールし、起動します。

    CopyTrans Backup Extractorをダウンロード
  2. 「バックアップを探す」というボタンを押すと、パソコンに保存されているバックアップの検索が開始します。CopyTrans Backup ExtractorでiPhoneのバックアップを探す
  3. iCloudでiPhoneのバックアップがあれば、下である「iCloudバックアップを検索には、iCloudにログイン」をクリックしてください。
    PCでWindows用iCloudがインストールされていない場合、下記の画面が出ます。「ダウンロード」ボタンを押して、Appleサイトから日本語対応のWindows用iCloudのバージョンをインストールしてください。Windows用iCloudをダウンロード
    Windows用iCloudをインストールした後、AppleIDを使って、iCloudにログインしてください。入力したデータを保存したい場合、「AppleIDとパスワードを保存」のチェックボックスにチェックを入れます。iCloudにログイン
  4. すべてのバックアップが表示されています。iCloudバックアップに雲のアイコンが付いています。
  5. 見つけたiPhoneのバックアップ

  6. バックアップを選択してください。必要のデータを選択し、「取り出す」をクリックし、データの保存先を選びます。
  7. CopyTrans Backup Extractorでバックアップから写真及びビデオをPCに保存

  8. iPhoneデータの取り出しが完了まで待ちます。
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作者: Jane

iPhoneのデータ管理ソフトCopyTransのテクニカルライターです。ブログ記事とサポートガイドなどを書いています。 得意分野はWindowsパソコンとiPhone関連。iPhone 12pro(パシフィックブルー)を持っています。