
iPhoneのアプリを使いますか。毎日使っているメッセンジャー、便利な漫画ビューア、楽しいゲームなど、様々なニーズに対応するアプリをApp Storeからダウンロードできます。
アプリ内のデータを別の端末に転送する方法は、「iPhoneアプリを別のiPhone、iPad、iPod touchに転送する方法」という記事にありますが、アプリ自体をPCに保存、又はPCからインストールする方法は?
この記事ではiPhoneのアプリのIPAファイルをPCに抽出の方法と、インストールの方法を紹介します。
IPAファイルとは?
ウィキペディアには以下のようなIPAの定義があります:
IPAは、iOS上で動作するアプリケーションを含むアーカイブファイルの一種である。IPAファイルはARMアーキテクチャ向けのバイナリを格納しており、iOSデバイスにのみインストールすることが可能となっている。
簡単に言えば、IPAはApp Storeにあるアプリの拡張子です。つまりIPA ファイルはiOS端末のアプリ自体とも言えます。
IPAファイルをダウンロードする2つの方法
以前にiTunesと同期だけでiPhoneアプリのIPAファイルを簡単にダウンロードし、PCに保管できました。しかしiTunes 12.7のリリースの後、それは不可能になってしまいました。
といってもiTunes以外にIPAをダウンロードできるプログロムがあります。以下にIPAをダウンロードする2つの方法を説明します。
iOS 9以降|CopyTrans Shelbee でiPhoneのIPAファイルをダウンロード
iOS 9以降を搭載したiPhoneのIPAをダウンロードには、CopyTrans ShelbeeでiPhoneのバックアップを取りましょう。
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CopyTrans Shelbeeをこちらからダウンロードし、インストールします。インストール手順は、インストールガイドにあります。
- プログラムを実行し、「バックアップ」>「フルバックアップ」の順に選択します。
- 「アプリを保存」にチェックを入れ、バックアップの保存先を選択します。
※アプリがデバイスではなくApp Storeからダウンロードされるので、App Storeから消えたアプリを保存したり、復元したりするのが不可能です。しかしアプリがダウンロードされた後、App Storeから削除されても、IPAファイルを簡単にPCからインストールできます。
- 左にあるメニューで「バックアップを暗号化」をクリックしたら、バックアップのパスワードを追加したり、変更したりすることができます。詳細は、暗号化バックアップを作成する方法を参考してください。
※全てのデータが安全にバックアップされるには、暗号化はおすすめです。 - アプリがAppStoreからダウンロードされるので、Apple IDでログインする必要があります。
重要:Apple IDを変更したことがあったら、アプリをインストールときに使っていたApple IDを入力してください。
- 暗号化バックアップの場合バックアップパスワードを入力し、バックアップを実行します。そしてバックアップの完了まで待ちます。
※インターネット接続が遅かったら、大量のアプリをバックアップするには数時間がかかる場合があります。
IPAファイルがダウンロードされたことを確認するには、CopyTrans Shelbeeで作成したiPhoneバックアップのフォルダを開き、「Apps」というフォルダを選択します。
iOS 8以前|CopyTrans AppsでiPhoneのIPAファイルを抽出
iOS 8以前を搭載したiPhoneの場合は、CopyTrans Appsを使ってiPad又はiPhoneからIPAを抽出することができます。IPAファイルが直接にデバイスからダウンロードされます。
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CopyTrans Appsを以下からダウンロードしてインストールします。インストール手順は、インストールガイドにあります。
- プログラムを実行し、保存したいIPAファイルを選択します。複数のファイルを選択するにはコントロールキーを押しながらクリックします。それとも「全てのアプリを選択」をクリックします。
- そしたら左上にある「アプリをバックアップ」というボタンを押します。
- iPhoneアプリのバックアップ先フォルダを選択します。又は新規のフォルダを作成します。
- 次に「設定」のウィンドウが開きます。「OK」をクリックするとバックアップが開始します。
- これでiPhoneアプリのIPAファイルが抽出されます。
IPAファイルをインストールする2つの方法
PCに保存しているIPAファイルをiPhoneに取り込むにはどうすればいいでしょうか?ここで2つの簡単な方法を紹介します。
iTunesを使ってIPAをインストール
12.7以降のiTunesのバージョンを使えば、アプリをダウンロードできませんが、IPAファイルをインストールするのが可能です。アプリをPCからiOSデバイスにインストールするには、以下の手順に従ってください。
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iTunesを開き、デバイスのアイコンをクリックします。
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そしたらバックアップしたIPAファイルを「自分のデバイス上」の部分にドラッグアンドドロップします。
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これでアプリがiPhone上でインストールされます。
iTunesを使いたくない場合は、もう一つの方法でアプリをインストールできます。次の方法に進んでください。
CopyTrans Appsを使ってIPAをインストール
IPAファイルをインストールという機能は全てのiOSに対応しています。以下の簡単な手順に従ってください:
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CopyTrans Appsを以下からダウンロードしてインストールします。インストール手順は、インストールガイドにあります。
- プログロムを実行し、iPhoneを接続します。そして「アプリをインストール」をクリックします。
- アプリが保存しているフォルダを開き、IPA形式のファイルを選択し、「開く」をクリックします。
- 次に「設定」のウィンドウが開きます。「OK」をクリックするとバックアップが開始します。
- そしたらアプリのインストールが完了まで待ちます。
- これだけでアプリがiPhone上でインストールされます。
さいごに
以上IPAファイルをダウンロードとインストール方法を説明しました。iOS 8以前を搭載した端末を持っていたら、CopyTrans Appsでアプリ自体をバックアップできます。iOS 9以降のデバイスの場合は、CopyTrans Shelbeeを使ってください。IPAファイルをパソコンからiPhoneにインストールするため、iTunesとCopyTrans Appsの中からどちらでも好きなやり方を選択してください。両方は簡単ですが、CopyTrans Appsの方が軽くて、ドライブの領域をあまり占有しないのでおすすめです。いずれにせよ自分のニーズに応えるお好みの方法を選んでください。