iphoneの空き容量を確保する

iPhoneの空き容量を増やす7つの方法【2024年】

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iPhoneを使っていると、様々なアプリや、写真、書類などが溜まってだんだん容量を圧迫していきます。iPhoneのストレージがいっぱいになると、iOSのアップデートやアプリのインストールができない、または写真を撮れないといった悩みを抱える方も多いと思います。

もちろんiPhoneの容量がいっぱいになったからといって、新しい端末を買う必要はありません。まずは不要のデータを削除したり、重要な書類をPCに移動したり、設定を変更したりして、空き容量を増やしましょう!

本記事ではiPhoneの使用容量を減らす方法と空き容量がなくならないためにやるべきことを紹介します。

iPhoneのストレージとは?

iPhoneストレージというのはiPhoneにアプリや、書類、音楽、撮影した写真などを保存するための領域のことです。iPhone、iPad、iPod touchを購入するときに、iPhoneの場合は16 GBから512 GB、iPadの場合は 16 GB から 1 TB、iPod touchの場合は 8 GBから256 GBの容量から選択できます。iPhoneストレージ

iPhoneストレージの空き容量と使用容量を確認

iPhone・iPadストレージの使用状態を確認するには、設定アプリで「一般」>「iPhoneストレージ」という順に選択します。そこでiPhoneの使用済みの領域と各アプリの容量を確認できます。iPhone上ストレージ使用容量を確認

iTunesでデータごとに容量を確認

もう一つのiPhoneストレージ使用容量を確認する方法は、iPhoneをiTunesに接続することです。iTunesで「写真」や、「書類とデータ」や、「その他」などの領域をデータごとに確認できます。

  1. iTunesを起動し、iPhoneをパソコンに接続します。
  2. デバイスのアイコンをクリックします。
  3. そこで使用容量をデータごとに確認できます。

iTunesでiPhoneストレージを確認

ここまでiPhoneストレージの使用容量を確認する方法をご紹介してきました。次に使用容量を減らす方法に進みましょう。

1. iPhoneストレージを増やすために、アプリとそのキャッシュを削除

一般的にiPhoneの最も重いデータはアプリとアプリ内のデータです。ダウンロードして一度しか使用していないアプリがあったら、より重要なものに置き換えた方がいいと思いませんか?またアプリのキャッシュがiPhoneの容量を圧迫している恐れがあります。それではアプリとそのデータを整理していきましょう。

「書類とデータ」の削除についてもっと詳しく

iPhoneのアプリ内データを削除・PCに移動

まずはアプリ内のデータを削除することをおすすめします。不要な書類や、既に読んだ電子書籍や、重いビデオなどをiPhoneから削除してください。

iPhone上で保管する必要がないが、完全に削除したくない書類などがあったら、CopyTrans Fileyを使ってパソコンに移動できます。CopyTrans FileyはiPhoneのアプリとアプリ内データを管理するプログラムです。このプログラムを使えば、アプリ内ファイルをPCにバックアップすることが可能です。

  1. CopyTrans Fileyをこちらからダウンロードし、インストールします。
    CopyTrans Fileyをダウンロード
  2. プログラムを起動して、iPhoneを接続します。「全てのファイル→」をクリックします。CopyTrans Fileyで全てのiPhoneのファイルを見る
  3. ①ファイルをサイズで並べ替えて、②重いファイルを選択します。③保存マークをクリックしてファイルをPCにバックアップします。④ファイルを削除するにはゴミ箱の記号をクリックします。CopyTrans FileyでiPhoneのファイルをバックアップして削除

詳細な手順:iPhoneの書類とデータを削除する方法

iPhoneの不要なアプリを削除または取り除く

スマホの容量を空けるもう一つの方法はアプリを完全に削除あるいは取り除くことです。以下は違いと方法を説明します。

アプリを「削除」と「取り除く」の違いは?

    • アプリを削除すると、アプリ本体とアプリ内データが完全に削除されます。

      アプリを削除するには、設定アプリを開き、「一般」>「iPhoneストレージ」で削除したいアプリを選択し、「Appを削除」をタップします。

iPhoneのアプリを削除

  • アプリを取り除くと、アプリ本体だけが削除されます。アプリ内データがiPhoneに保持されるので、後ほどアプリを再インストールすれば書類とデータにアクセスできます。

    アプリケーションの取り除く方法

    • 設定アプリを開いてください。
    • 「一般」をタップ
    • 「iPhoneストレージ」でアプリを選択してください。
    • 「Appを取り除く」をタップします。

    iPhoneのアプリを取り除

LINEのキャッシュを削除して容量を軽くする方法

LINEのキャッシュがスマホの容量の大部分を占めている場合があります。LINEのキャッシュの容量は、アプリ自体を削除しないで解放できます。キャッシュは写真、ボイスメッセージ、ファイルを含まないので、そういったデータが削除されません。

LINEのアプリを実行し、「その他」>「設定」>「トーク」>「データの削除」の順にタップして、「選択したデータを削除」というボタンを押します。LINEのキャッシュを削除

重いアプリを再インストールしてキャッシュを削除

アプリ内データとキャッシュが大部分の容量を占めていたら、アプリを削除して再インストールできます。そうすればアプリ内データが削除され、iPhoneの容量を増やすことができます。iPhoneのアプリを再インストール

注意:アプリを一度削除したら、後でアプリを再インストールしても削除したデータを復旧不可能です。

2. 写真や動画の容量を減らして、iPhoneのストレージを増やす

一般にiPhoneで撮影した写真と動画は多くの容量を占めています。しかし思い出の写真をアプリのように簡単に削除できませんよね。そういう時は大事な写真を失わずにiPhoneの使用容量を減らしましょう。

iPhoneの写真と動画をパソコンに移動

多くのスマホの容量を空けるには、重要な写真をパソコンに移動することで、iPhone内から削除できます。写真をパソコンに転送するため、CopyTrans Studioというプログラムを使えます。CopyTrans StudioはiPhoneの写真を管理するソフトです。このプログラムを利用すれば、iPhoneとパソコン間で写真を双方転送したり、アルバムを作成したり、アルバム構成を保管して全てのiPhoneの写真をバックアップしたりできます。

  1. CopyTrans Photoをこちらからダウンロードし、インストールします
    CopyTrans Studioをダウンロード

  2. プログラムを起動し、iPhoneを接続します。すべての写真をバックアップするには、「フルバックアップ」をクリックします。特定のアルバムや写真を転送したい場合は、必要なアイテムをコンピュータにドラッグ&ドロップします。
  3. menu CopyTrans Studio

写真をパソコンに移行したら、iPhoneから削除できます。複数の写真を一括で削除する方法は、「iPhone/iPadのカメラロールから写真を一括削除する方法」の記事にあります。

写真や動画を消しても容量が減らない

iPhone上で写真や動画を削除する際に、写真または動画がすぐに完全に削除するわけではありません。削除したものは最初に「最近削除した項目」フォルダに入れられます。そして30日後に削除した項目は自動的に完全に削除されます。つまりその不要な写真は30日間はiPhone容量を占有しています。

全ての写真と動画を「最近削除した項目」から削除するには、「写真」アプリを開き、下までスクロールし、「最近削除した項目」を選択します。そしたら画面の右上に「選択」を押し、画面の左下に「すべて削除」をタップします。最近削除した項目を削除

写真を「最近削除した項目」に入れずに直接削除する方法

写真を直接削除するには、CopyTrans Photoを使えます。CopyTrans Photoで削除したい写真を選択して、右クリックして、「カメラロールから削除」を押します。DELキーを押して、写真も削除できます。すると、写真がデバイスから完全に削除されます。

CopyTrans Photoをダウンロード
CopyTrans PhotoでiPhoneの写真を削除する

写真を削除する際、問題が起きる場合に、「iPhoneの写真やビデオが削除できません」という記事をご参照ください。

HEIF/HEVCフォーマットを利用する

2017年6月に行われたWorldwide Developers Conference (WWDC)でApple社は新たな写真と動画フォーマットの基準としてHEICを紹介しました。HEIFは高効率の写真フォーマットであり、HEVC(H.265)は高効率の動画コーディングです。

  • HEIFはJPEGより40%〜50%に軽い。 iPhoneの同じ容量を使って、さらに2倍以上の写真や動画を撮影できる。
  • HEIFはJPEGよりもっと幅広いカラーパレットをサポートしている。
  • 画質を損なわずにHEIFの写真を修正(回転、クロップ、編集)することができる。

容量を減らすには、写真のHEIC形式を使うことがオススメです。そのために、iPhoneの設定 >カメラ>フォーマットで写真の形式をHEIC(高効率)を選択してください。

iPhoneの設定でHEIC拡張子を選択する方法

iPhoneの写真をiCloud写真に保存

写真をパソコンで保存したくない、又はパソコンで空き容量が足りないときに写真をiCloudに保存できます。

iCloud写真をオンにするには、iPhoneの「設定」アプリを開き、「Apple ID」>「iCloud」>「写真」の順にタップして、「iCloud写真」を有効にします。iCloud写真をオンにする

注意:

  1. 無料のiCloudストレージプランは5GBだけです。多くの場合はすべての写真を保管するには5GBが足りません。それで有料のストレージプランにアップグレードする必要がある可能性が高いです。
  2. iCloudに保存している写真もiPhoneの領域を占めています。なぜかというとiCloud写真のサムネイルつまり低解像度の画像はiPhoneストレージに保存されています。

iPhoneからPCに転送した写真をiCloudにアップロード

CopyTrans Photoで写真をパソコンに移動して、さらにiPhoneでもこの写真にアクセスしたい場合、iCloudストレージに写真をアップロードするのをおすすめします。そのために、CopyTrans Cloudlyは大変便利です。

  1. CopyTrans Cloudlyをこちらからダウンロードし、インストールしてください。

    CopyTransCloudlyをダウンロード

  2. CopyTrans Cloudlyのメイン画面で「アップロード」をクリックしてください。CopyTrans Cloudlyのメイン画面
  3. パソコンでアップロードしたい写真を選んでください。
  4. 写真のアップロードを完了するまでお待ちください。

これで写真がiCloudにアップロードされました。すべてのiOSデバイスまたは、iCloudウェブサイトで写真にアクセスできます。

「Live Photos」の機能を無効する対処法

Live Photos(ライブフォト)は、シャッターを切った前後の1.5秒の映像を記録するので、通常の写真より重いです。ライブフォトの機能を無効にすれば、容量を節約できます。

設定アプリを開き、「カメラ」>「設定を保持」の順にタップします。そして「Live Photos」を無効にします。Live Photosを無効

同じ写真の2枚ずつ保存をオフにする対処法

デフォルトで、iPhoneは写真を撮影するときHDRが最も効果的な場合にHDRを使用します。HDRとはハイダイナミックレンジの略称で、従来のSDR(スタンダードダイナミックレンジ)に比べてより広い明るさの幅(ダイナミックレンジ)を表現できる表示技術です。HDRについてもっと詳しく知りたい場合は、Appleの記事をご覧ください。

iPhone SE(第2世代)、iPhone 11、iPhone 11 Pro、およびiPhone 11 Pro Max以外のすべてのモデルでは、「通常の写真を残す」を有効にしたら非HDRバージョンの写真も保存されます。つまり写真が重複します。2枚の写真の保存を避けるには、その機能をオフにしましょう。

「設定」>「カメラ」と選択して、「通常の写真を残す」をオフにします。「通常の写真を残す」を無効

3. 音楽とポッドキャストを削除

不要な音楽とポッドキャストの再生済みのエピソードを削除すれば、iPhoneの使用容量を減らせます。曲またはポッドキャストの容量を確認して削除する手順は以下に説明します。

iPhoneの設定で「一般」>「iPhoneストレージ」をタップして、「ミュージック」又は「Podcast」を選択します。その後、容量の重い項目や不要な項目を左にスワイプして、「削除」をタップします。iPhoneのミュージックを削除

4. ブラウザのキャッシュを削除

注意:データを削除する前に、重要なパスワードを覚えていることを確認してください。 キャッシュを削除すると、すべてのWebサイトからログアウトします。

常にSafariを使用している場合、iPhoneにはWebサイトの履歴と不要なデータが保存されている可能性があります。 Safariのブラウザキャッシュをクリアするには、設定アプリを開いて「Safari」をタップします。 下にスクロールして、「履歴とWebサイトデータを消去」を押します。Safariのキャッシュを削除

Safariの代わりにChromeを使用している場合は、Chromeアプリを開いて、右下の「・・・」ボタンをタップします。 次に、「履歴」をタップし、画面下部の「閲覧履歴データを削除」をタップします。Chromeのキャッシュを削除

5. iPhoneストレージを増やすために、システム容量を減らす

iPhoneの設定アプリの「iPhoneストレージ」セクションを開いたら、「システム」ストレージが非常に大きく、かなりの容量を占めていることがわかります。 大きなストレージ容量のiPhoneの場合、それは大したことではないかもしれません。しかし32 GBのデバイスで「システム」が16 GBの領域を使用している場合は、アプリや、ゲームや、音楽などをiPhoneにダウンロードできません。 それでシステム容量を減らすことが望ましい場合があります。

システムストレージは、デバイスに搭載したiOSそのものの容量と、システム設定、バックアップ、ログ、キャッシュ、その他のファイルの容量です。以下はiPhoneのシステム容量を削減する方法について説明します。

iPhoneを再起動して、システム容量を減らす

最初にやるべきことはiPhoneを再起動することです。単純な操作ですが、数GBを減らせる場合があります。デバイスを再起動する手順は、「iPhone, iPod touch, iPadを再起動する方法」という記事を参照してください。

iPhoneのシステム容量を減らす

iTunesを使ってシステム容量を減らす

もう一つのシステム容量を減らす方法は、iPhoneをiTunesに接続することです。iTunesはiPhoneを接続すると、iOSシステムセクションからキャッシュや一時ファイルを削除するので、システム容量が減少します。

    1. iTunesを起動し、iPhoneを接続します。
    2. iPhone上でロックを解除します。
    3. 数分間iPhoneをiTunesに接続したままにします。同期する必要はなく、そのまま置くだけです。
    4. 設定アプリを起動し、「一般」>「iPhoneストレージ」で下までスクロールして「システム」の容量を確認します。容量が再計算され、多くの場合サイズが大幅に縮小されます。

iPhoneのシステム容量を確認

  1. iPhoneの接続を外します。

6. リセットしてスマホのバックアップから復元

以上の対策が無効であれば、iPhoneをリセットして、バックアップから必要なデータを復元できます。iPhoneのシステム容量を減らし、キャッシュ、不要なファイルを削除できます。

リセットの後すべてのコンテンツではなく、必要なアプリとデータのみを復元するにはCopyTrans Shelbeeを使うことをおすすめします。CopyTrans ShelbeeはiPhoneをバックアップ・復元するアプリです。このプログラムでバックアップからデータを個別でも全部でも復元できます。

注意:App Storeから削除されたアプリをバックアップ・復元することが不可能です。リセットする前に必要なアプリがApp Storeにあることを確認してください。

    1. CopyTrans Shelbeeをこちらからダウンロードして、インストールします
      CopyTrans Shelbeeをダウンロード
    2. プログラムを起動し、iPhoneを接続します。そしてバックアップを選択します。CoyTrans Shelbeeでバックアップ

      もっと詳細なバックアップの手順は「iTunesなしにiPhoneやiPadをバックアップ・復元する方法」という記事にあります。

CopyTrans ShelbeeもiTunesも音楽とカメラロール以外の写真をバックアップしません。全ての写真と音楽をバックアップする方法:

  1. iOS 15以降:

    iPhone上で設定アプリを開き、「一般」>「転送またはiPhoneをリセット」>「すべてのコンテンツと設定を消去」の順にタップします。そしてiPhoneの消去を確認します。

    iOS 15以降を搭載したiPhoneですべてのコンテンツと設定を消去する

    iOS 14以前:

    iPhone上で設定アプリを開き、「一般」>「リセット」>「すべてのコンテンツと設定を消去」の順にタップします。そしてiPhoneの消去を確認します。

    iPhoneをリセット(すべてのコンテンツと設定を消去)

  2. iPhoneが初期化されます。初期化画面で「新しい iPhone として設定」をタップして指示に従って設定をします。
  3. CopyTrans Shelbeeを起動し、リセットしたiPhoneを接続します。そしたら「選択して復元」をクリックして、必要なデータのみをiPhoneに復元します。バックアップから必要なデータのみ復元

    もっと詳細な手順は「『選択して復元』の機能とその方法」という記事を参照してください。

7. iPhoneで空き容量がなくならないためにやるべきこと

今後iPhoneのデータがかなりの容量を占めないため、使用容量を削減するiPhoneの設定を紹介します。

メッセージの自動的な削除を設定する対処法

iOS 8以上を搭載したデバイスで自動的なメッセージの削除を設定できます。標準のメッセージの保存期間は「無制限」です。つまり数年前のメッセージもiPhone上で保管しています。スマホストレージを無駄遣いしないよう、古いメッセージの自動的な削除を設定することはおすすめです。

「設定」>「メッセージ」>「メッセージの保存期間」で「30日」あるいは「1年」を選択してください。iPhoneの古いメッセージの自動的な削除をオンにする

もし古いメッセージで削除したくないものがあったら、削除する前に添付画像と一緒にパソコンにバックアップできます。バックアップ手順は「iPhoneのSMSメッセージをバックアップする方法」を参考してください。

非使用のアプリを取り除いて空き容量を増やす対処法

「非使用のAppを取り除く」という機能は、空き容量が少ないときに使用していないアプリを自動的に取り除いて容量を確保します。アプリを取り除いてもアプリ内の書類とデータがiPhoneに保持されます。

その機能を有効にするには、「設定」>「iTunes StoreとApp Store」で下までスクロールして、「非使用のAppを取り除く」を選択します。非使用のアプリを取り除く

まとめ:iPhoneストレージを簡単に増やして、iPhoneを楽しもう!

iPhoneストレージの空き容量を増やすには、iPhoneから不要なデータとアプリを削除し、重要なデータをパソコンに移動してください。そしてiPhoneで容量不足にならないため、以上の手順に従って設定を変更することをおすすめします。

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作者: Xenia

CopyTransの日本部門を担当しているクセニアと申します。iPhone 11 Pro ミッドナイトグリーンを使用しています。ご不明点がありましたらサポート copytrans@copytrans.jp までお知らせください。